準備~後始末編
肩こり、慢性腰痛、胃もたれ、生理痛、冷え性、寝つきが悪い等々・・・。我慢できる程度であっても、ずっと続くのはシンドイですよね。重症化すると自分で解決することは難しいですが、その前くらいの程度であればセルフ灸を試してみる価値はあります。
セルフ灸は急激に改善するものではありませんが、継続することで症状改善や再発防止が期待できます。
自宅で短時間で出来、簡単で安価!
慣れてくると、お灸の気持ち良さにハマるかもしれません(笑)。
この回は準備~後始末までの説明を致します。
火を使うものなので扱い方を予習することは、とても大事です。
安全にお灸ライフを楽しんで下さい。
『症状別 ツボの探し方』でお灸を貼る部位を説明しています。セットでお読みください。
温灸の取り扱い方
・用意するもの

・気をつけること
・さあ、いよいよ始めますよ~♪
- 気になる部分を指先で軽く押して、「痛いが気持ち良い」「押すと動きやすい、又は痛みが和らぐ」ところを探して、そこに水性ペンで印をつける。
- 人差し指と親指で温灸の台座(下の部分)を挟んで持ち上げてシールを剥がす。(粘着タイプは粘着面が露出すればOK)
- (粘着面に触れないように持ちながら)利き手でライターを持つ。

いよいよ火を付けますよ~♪
4. ライターで温灸先端に点火する。(指に火が掛からないように角度に注意!)

5. 先端が赤くなり火が消えないことを確認したら水性ペンの印の上に粘着面を乗せ、しっかりと皮膚 に密着させる。
(肩など視認できない部位は皮膚に密着しているかをシッカリ鏡を見て確認してください。浮いていると途中で外れて大変なことに。)
★指で持ちながらの点火が怖い方、または複数個同時に付けたい方は耐熱小皿の上でライター点火してから持ち上げる時にシール剥がしてもOK。(但し素早く付けないと台座が熱くで持てなくなります!)
★直ぐには熱く感じません。大半が半分近く燃えたあたりで熱を感じ始めます。熱さのピークが1~2分続きスーッと冷めていきますが、ピーク途中でも熱すぎると感じたらすぐに除去してください。
6. お灸の台座(下部分)を今度は利き手指で挟み除去し、そのまま水の入った耐熱容器に落とす。(台座は冷めてないことがあるので慎重に!)

★台座が熱くて触れない方は、あらかじめ化粧用コットンを水で濡らし固く絞り縦半分に折って準備する。それで台座を挟むと熱くないですよ!
タイミングについて
いかかでしたか?
最後に、[効果の分かれ道ポイント]と[セルフ灸をしてはいけないタイミング]をお伝えしますね。
お灸はガマンしなくても効果はあります。むしろ「気持ちイイ♪」くらいが丁度良いです。ガマンする時点で体にとっては過剰刺激となり、残るのはダルさや痛みの増加、火傷など良いことは一つもないです。
発熱時、倦怠感など体調が悪いと感じている時、運動直後、飲酒時、生理時などは、体の熱が過剰だったり籠りやすかったりするため、かえって症状が悪化することもあるので避けてください。
ずっと健やかでありますように♪
